2008年12月12日

オシム氏が日本に“最後のメッセージ”

サッカー日本代表前監督のイビチャ・オシム氏(67)が11日、日本へ“最後”のメッセージを贈った。日本協会は同日の理事会で、今年末で期間満了する同氏とのアドバイザー契約を更新しないことを決定。同氏は日本サッカーと直接のかかわりがなくなることを残念がりつつも、「日本は自信を持て」などとエールを繰り返した。

 ケーキを手みやげに理事会の冒頭に出席し、別れのあいさつをした後。オシム氏は報道陣の前で、日本サッカーへの思いを優しく言葉にした。

 「日本のW杯予選突破は大丈夫だと思う。ただ、旅行者としてなら航空券の予約をすればだれでも行ける。代表は違う。国際舞台で何ができるか目標を立てて、記憶に残るようなことをしてほしい。日本にはそういう潜在能力がある」

 10月には日本での現場復帰を希望していることが明らかになったオシム氏だが、日本協会は脳梗塞で倒れた体調面などを考慮し、5月から結んでいたアドバイザー契約の更新を見送った。

 オシム氏も「一番は体の状況のため。病気にならなければ、いろんなことを実現できたのに」などと無念さをうかがわせつつも、「日本は気持ちいいけど、私が日本にいることでだれかの負担になりたくない」と協会の判断を受け入れた。

 日本サッカーの「潜在能力」に大きな期待をかけるオシム氏は、力を発揮するための条件も付け加えた。「大事なのは選手や関係者が自覚、自信を持つこと。強い国相手でもコンプレックスを持つ必要はない」などと、繰り返したのは「自信」の言葉。「日本で長く暮らしていると、日本人のような思考で考えてしまう」と笑った。

 年内はクラブW杯観戦など日本で過ごし、年明けに自宅のあるオーストリアへ戻る予定。「今後は未定。帰りの飛行機をハイジャックするなんて書かないでください」。折を見て来日はする見込みだが、その言葉を常時聞けないのは寂しい限りとなる。
(サンケイ新聞)


ラベル:W杯予選 オシム
posted by サッカーコラム at 19:58| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカーニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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